パソコンを利用していて非常に困るトラブルが、「インターネットにつながらない」ことです。
インターネットに接続できないとメールの送受信も行えないのはもちろんのこと、各種クラウド関連のサービスも全て利用出来ない状態になりますので、それではまったく仕事が出来ないという方も多いのではないでしょうか?
突然インターネットに接続出来なくなった場合、機器の故障ということも考えられますが、意外にも簡単な作業を行うだけで復旧することが多いです。
インターネットに接続出来ないときに確認すべきことは沢山ありますが、今回は確認すべきことを優先度が高い順にご紹介したいと思います。
①WEBとメールで本当にインターネットにつながらなくなっているのかを確認する。
ヤフーやGoogleのサイトが表示できなくなった場合でも、メールの送受信が出来ていればインターネットにつながっています。いつも利用しているサイトが閲覧出来なくなったから、すぐにインターネットにつながらなくなったと判断せずにまずは落ち着いて他のサイトを開いてみたり、メールの送受信を行ってみましょう。
WEBとメールのどちらか一方で問題が発生している場合には、パソコン本体側の問題の可能性も考えれます。
②再起動で解決するか確認する。
①を実施し、確実にインターネットにつながっていないことが確認出来たら、まず最初に行うのが手軽に行えて且つ、インターネット接続不具合が解消する可能性も高いのがこの機器の再起動を行うということです。
インターネットに接続出来なくなった場合には、有線LAN・無線LAN接続に関わらず、一度パソコンの再起動を行ってみましょう。
ポイントとしましては、初めにインターネットに接続出来ないパソコンが1台だけなのか、そうではなく複数台なのかということを確認することです。
1台だけの場合は、その1台だけを再起動し、複数台のパソコンで障害が発生している場合には、インターネット接続に必要な機器を全て再起動してみて下さい。
環境にもよりますが、ほとんどは下記のような機器が使われているはずです。
経路の途中にHUBがある場合には、念のためHUBも再起動してみてください。
③機器の状態を確認する
機器の再起動で復旧しない場合には、どこに原因があるか詳しく見ていく必要があります。
インターネットの接続不良で最も多い原因は、ルーターやONUの不具合です。
ルーターやONUは、パソコンとインターネットを接続する橋渡しのようなもので、ルーターの電源が切れていたり、LANケーブルが抜けていたりするとインターネットに接続できません。
確認ポイントとしましては、
- ルーターやONUの電源が入っているか?
- FAIL、Error、アラート等のランプが点灯していないか?(機種にもよりますが赤色点灯が故障を示すことが多いようです)
- LANケーブルがちゃんとつながっているか?
上記の3点を確認してみましょう。
例:GE-PON-ONUの場合
機器の再起動を行い、電源やLANケーブル接続にも特に問題が見つなければ、次に回線業者側に障害が発生していないか確認してみましょう。
主要な回線業者の障害・メンテナンス情報が掲載されるサイトを記載しておきます
■障害・メンテナンス情報
FLET’S光(NTT東日本):https://flets.com/customer/const2/
FLET’S光(NTT西日本):http://www.info-construction.ntt-west.co.jp/info-report/ku010/kU010010/
auひかり:http://www.kddi.com/phone/au-hikariphone/notice/
SoftBank 光:http://www.softbank.jp/ybb/info/maintenance/
回線側で問題が発生していないことが分かった場合には、いよいよルーターなどの機器の故障の可能性が出てきますが、まずはルーターの管理画面にアクセスして接続状況がどうなっているか確認してみましょう。
ただしここから先は機種によって操作方法が異なるのと、ルーターの設定を行ったことが無い方には難しいので、素直に回線業者のサポートへ連絡して指示を仰いだ方が賢明です。
主要な回線業者の連絡先を記載しておきます。
■故障の問い合わせ (通話料無料)
FLET’S光(NTT東日本):インターネット接続サービス(フレッツ光、他)故障のお問い合わせ 0120-000113
FLET’S光(NTT西日本):インターネット接続サービス(フレッツ光、他)故障のお問い合わせ 0120-248995
auひかり:インターネットサービス接続・設定・故障 0077-7084
SoftBank 光:SoftBank 光 サポートセンター 186-0800-111-2009
いかがでしたでしょうか?
インターネットへの接続手段が自宅や会社の回線しかなかった頃は、それこそ問題が発生した際にどこに電話をしていいか調べることすら出来ないという状態がありました。
スマホが普及し、インターネットへの接続手段が多様になった現在は、どちらか一方のインターネット接続に問題が発生しても、もう片方で問題の解決法や障害状況を確認することが可能になっています。
しかし、問題が発生する割合としてはスマホよりも、多くの機器を必要とする自宅や会社のインターネット回線の方が圧倒的に問題は起きやすいです。
今回紹介したものはいずれも簡単に行えるものですので、いざという時になかなかつながらないサポートへ連絡せずとも迅速に復旧が出来るように手順を確認しておくと良いのではないかと思います。