Windows7のサポートが終了し、Windows10を使い始めた方も多いと思います。
ブラウザに特にこだわりがなく、IE11を使っていた方はそのままWindows10でMicrosoft Edgeに移行したと思います。
Edgeでは初期の検索エンジンとしてBingが採用されているので、設定変更をせずにBingを使い続ける人が多いのではないでしょうか。
現在、Bingのキーワード検索で当サイトの検索順位がいまひとつなところがありますので、BingのSEO対策を検討してみたいと思います。
Bing版のGoogle Search Consoleである「Bing web マスター」というものがあるようなので早速登録して使用してみたいと思います。
今回はGoogle Search Consoleと同様に、Bingに対してサイトマップを送信してサイト構成を正確にインデックスしてもらう事を目的とします。
検索エンジンのシェア
登録する前に、ブラウザのシェアはどうなっているのか、当サイトのアクセス解析で調べてみました。
検索エンジン比率(2020年2月度のPCモバイル合算)
・Google 81.05%
・Yahoo! 13.81%
・Bing 4.54%
・その他 0.61%
当サイトでは現時点で4.5%ほどではありますが、Windows7のサポートが終わりEdgeの使用が増えることから、Bingを使用する人も増えてくる事が予想されます。
ネットの情報を調べたところ、
日本全体でBing検索はPCで11%ほどシェアを獲得しており、モバイルではGoogle検索が99%で圧倒しているようです。
モバイルでのアクセスが多くなってきているサイトの解析ではBingの数値が低くなっているかもしれませんが、PCをメインに使っている企業様の10人に1人がBingで検索しているとなると無視できる数字ではありません。
「Bing web マスター」の初期登録
Bing web マスターを使用するにあたり、アカウントの準備や解析データの準備などを行います。
アカウント登録
Microsoft、Google、Facebookのアカウントからサインインできます。
今回はせっかくなのでMicrosoftアカウントを作成してみました。
Bing web マスターへサインイン
作成したアカウントでサインインします。
『サイトの追加』『既に Google Search Console ですか? で確認済み(原文そのまま)』とあります。
ちょっと日本語がおかしいですが、Google Search Console情報をインポートできるようですので、今回はこちらから進めてみたいと思います。
Google Search Console からのインポート
『Search Consoleの使用を継続』のボタンをクリックするとGoogleアカウントのログイン画面になります。
Googleアカウントを選択すると
『bing.comが Google アカウントへのアクセスをリクエストしています』と表示されますので許可します。
Googleアカウントに紐付けされているサイト一覧が表示されます。インポートしたいサイトを選択して『インポート』ボタンをクリックします。
全選択でインポートしてしまって大丈夫です。
正常にインポートされると完了画面が表示されます。
「Bing web マスター」を使う
複数のサイトが紐付けされている場合は『自分のサイト』から目的のサイトを選択します。
このあたりはGoogle Search Consoleと同様の手順です。
サイトマップの送信
Bingに対してサイトマップを送信しましょう。
左メニューの『自分のサイトの設定』→『サイトマップ』からサイトマップページに入ります。
『サイトマップの送信』ボックスにサイトマップのURLを入力して送信します。
翌日には送信したサイトマップが表示され正常にインデックスされた事が確認できました。
ひとまずはこちらで当サイトの検索順位が上がるかどうか経過を見守りたいと思います。
その他の項目や機能
■自分のサイトの設定
上記で操作したサイトマップの送信の他URLの送信、URLのブロック(除外設定)などを行います。
『接続ページ』という機能があり、こちらは関連のあるSNS(Twitter、Facebook、Instagram、Youtubeなど)と関連付けてクリック数の表示などができるようです。
弊社ではFacebookページを持っておりますので、そちらを登録しておきました。
■レポート&データ
ページトラフィック、キーワード検索、SEOレポートなどです。
こちらは同様の機能がGoogle Search Consoleにもあります。
Bing web マスターに登録してからデータが蓄積され始めるようで、登録したばかりの当サイトの情報はまだ表示されていませんでした。
■診断ツール
モバイルフレンドリテスト、キーワード調査、マークアップバリデータなどの診断ツールです。BETA表示が目立ちます。
Bingにもモバイルフレンドリテストがあるようです。初めて知りました。
■Security
マルウェアチェック、フィッシングチェックができます。
Google Search Consoleでの『セキュリティの問題』という機能とほぼ同じです。
■メッセージ
Bing web マスターからサイトデータに対するアナウンスです。旧Google Search Consoleにも同様の機能がありました。
「Bing Webmaster BETA」とは?
Bing web マスターを使用しているといくつかの機能ページにて、英語で「新しいツールを使ってください」と表示があります。
リンク先では「Bing Webmaster BETA」と表記されています
どうやら新バージョンのツールが開発中のようで、現在のGoogle Search Consoleに近い項目名や配置で使いやすそうです。しかし、残念な事にまだ日本語化されていません。
2020年3月現在のBing web マスターは『旧』Google Search Consoleのような機能となっており、Bing Webmaster BETAは現在のGoogle Search Consoleに似たつくりになっています。
今後開発が進めば段々と新しい機能へ移行していくものと思われ、Google Search Consoleを使っていた人ならすんなりと使用開始できるようになると思います。
まとめ
今回はBingに対してサイトマップを送信し、BingのSEO対策の基礎ができたと思います。
登録を行っただけではSEO対策になりませんので、今後はこのツールを活用しSEO対策を進めて行ければと思います。