先日、あるニュース番組で「アンガーマネジメント」のことが紹介されてました。
文字通り「怒り」を「制御」または「コントロール」する方法です。
コロナ禍のなか、私たちは以前より多くのストレスを抱えてしまい、消化しきれないストレスがイライラとなって、人を傷つける言葉や後悔する行動に繋がってしまうようです。
「私もそうかも。」と気づかされ、すぐ本屋へ行って『アンガーマネジメント入門』という本を買ってきました。
本を読んでみて、書かれていることを日々心がけるようにしてみたら良い効果がありましたのでご紹介したいと思います。
私が悩んでいたこと
こんな自分が怖いと思いました。
本を読んで納得した事
自分が信じている価値観が一番正しいと思うのは当然ですが、人はそれぞれで価値観もそれぞれです。
違いを受け入れるのも大切。
・原因追究は百害あって一利なし。
原因追究すると、かつての感情を思い出し、今の怒りを強めてしまうことがあります。
・怒りはなくせませんが、コントロールできる。
実践したこと
「キレる」寸前に、頭のすべての思考を停止して深呼吸する。そのあとはとにかくちょっと手間がかかる数字計算等で頭を埋める。これだけでもずいぶん違います。
他にも色々紹介されましたが、個人的にこの2つは一番効きました。
・「なぜ怒るのか?」を考えるより「今できる事」に目を向ける
怒りの原因をその場で追究すると、軽い怒りでもとても強い気持ちになることがあります。
原因の追究と分析は自分の内心と向き合うために必要なことですが、それは頭が冷静な時にやることです。
今はなりたい状態にするにはできることにフォーカスする。
・伝え方、訴え方に気を付ける
「いつも」、「絶対」などの決めつける言葉を避けて、大げさに、オーバーに言わない。
「べき」という価値観を人に押し付けるような言葉を避ける。
主語を「あなたは」だけにすると、つい人を責めてるように聞こえる、それより「私は」を主語にしてみる。
例えば、「あなたのせいで。。」よりは「私は困っている」のほうが気持ちが伝わる。
・抱えているストレスを4つに分類する
1、重要かつ自分で変えられる。
2、重要だけど自分で変えられない。
3、重要じゃないけど自分で変えられる。
4、重要じゃないかつ自分で変えられない。
の4つです。
まず重要で自分で変えられることを責任もって変えていくこと。後は優先順位を付けて、自分ではどうにもならないことはなるべく考えることをやめる。
実践してみて
まず最初にしっかりと本を読み実践する。忘れた頃にまた本を読み実践する。この繰り返しで最終的に自分の中で「怒りにくい仕組み」ができるようになるのではないでしょうか。
それと周囲の人の理解と協力も必要だと思いました。
コロナの中、いつも平常心を保つのは難しいことだと思います。最近イライラが増えたなと感じたら、是非アンガーマネジメントについて勉強してみてはいかがでしょうか。