こんにちは。ネットワーク事業部の渡邉です。
この度、ネディアでは新サービスとして、法人向けクラウドストレージサービス「RushDrive」をスタートさせました。
そこで、今回はRushDriveについて、基本的な機能や、どういった使い方ができるのかご紹介していきます。
クラウドストレージについて
今日では、さまざまなクラウドサービスが展開されていることもあり、「クラウド」という言葉はよく目にすることでしょう。
「クラウド」とは、ひと言で言えば「インターネット上の」ということです。
たとえばクラウドアプリなどであれば、利用者の端末にソフトウェアをインストールすることなく、インターネットを通じて利用することができます。
クラウドストレージも同様で、こちらの場合はインターネット上に「ストレージ」、つまりデータを保存しておく場所を用意するものです。
「ストレージ」は「記憶領域」のことで、ハードディスクやSSDなどがこれに当たります。
ちなみに、インターネット上に置くクラウドストレージに対して、PCに搭載されているストレージ(Cドライブなど)は「ローカルストレージ」と呼ばれます。
クラウドストレージ「RushDrive」の機能
さて、ここからはネディアの法人向けクラウドストレージサービス「RushDrive」についてお話していきます。
まずはRushDriveの機能についてです。
RushDriveにはさまざまな機能がありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。
・ユーザ・グループ管理
RushDriveでは、ユーザ毎、グループ毎に共有フォルダを作成できます。また、ユーザは「外部(組織外のユーザ)」の区分も作成可能です。そのため、頻繁にファイルのやり取りをする取引先には外部ユーザを作成することで、取引先との共有フォルダを用意することもできます。なお、RushDriveの利用ユーザ数は無制限です。
・共有リンク作成
RushDrive上に保存されたファイルは、基本的に「アクセス権を持つRushDriveのユーザ」しかアクセスすることができません。しかし、共有リンクを作成することで、RushDriveのアカウント持たない人にもファイルを公開することができます。また、リンクにパスワードや有効期限を設定できます。
・ファイル復元
「誤ってファイルを消してしまった」といった経験は、多くの方に覚えがあることでしょう。RushDriveでは、削除してしまったファイルも復元することができます。また、更新履歴からの復元も可能なので、誤って編集してしまったファイルも元に戻すことができます。
・マルチデバイス
RushDriveはWindows、Mac、Android、iOSにそれぞれ対応しているので、ユーザの環境を問いません。
上記の他にもRushDriveには多くの機能が備わっていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
RushDriveの使用例
それでは、RushDriveは具体的にどういった場面で役立つのか、私が実際に使用している例をご紹介します。
①複数デバイス間のデータのやり取り
たとえば、「PCのデータをスマホに送りたい」という場合、どのようにするでしょうか?
メールで送る、メモリーカードを使うなどなど、方法はいろいろと考えられますが、データの容量やそれぞれのデバイスの構成による制約などを考慮する必要があります。
あと、こういった方法は個人的にはあまりスマートな感じがしなくていやです。
実際、自分でも最近、MacからWindowsにデータを送るのに少し悩むことがありましたが、RushDriveにデータを入れるだけで解決しました。
デスクトップクライアントをインストールしておけば、ローカルのドライブのような感覚で使えるので、とくに難しい操作もありません。
また、仕事上、スマホの写真で記録を取っておくことが多いですが、それをPCに移す時など、便利に使っています。
図:エクスプローラ上のRushDrive
②外出先からアクセス
多くの企業と同じく、ネディアにも社内にファイルサーバがあります。しかし、このファイルサーバにアクセスするためには、VPNで社内ネットワークに接続する必要があります。一方、RushDriveはインターネット環境さえあれば利用できるため、VPNは不要です。
③公開リンクの利用
取引先とのメールなどで、ファイルをやり取りすることがあるかと思います。
しかし、メールでのファイル添付には容量の制限があります。また、セキュリティの観点で、いわゆる「PPAP問題」のこともあります。
一方、RushDriveの公開リンクの場合、メールにファイルへのリンク(URL)を記載するだけなので、メールの容量制限の影響は受けません。また、先述のPPAP問題の対策にもなります。
ネディアでもファイルをメール添付するのではなく、公開リンクをメールに記載する方法に変えていっています。
※PPAP
暗号化Zip形式のファイルをメールに添付し、その後別のメールでパスワードを送るというもの。様々な問題が指摘され、内閣府でも廃止となっている。
平井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月24日
まとめ
今回は、新サービスのクラウドストレージについてご紹介させていただきました。
テレワークへの対応や業務の効率化など、クラウドストレージの利用は、近年の企業活動においては重要度を増している項目だと言えます。
「これから導入を考えている」、「より良いサービスを探している」といった方は、ぜひ「RushDrive」をご検討ください。