こんにちは。栗原です。
Windows Live MailからOutlookへメールのデータを移行する際は、Windows Live MailからMicrosoft Exchange形式にエクスポートする方法が一般的です。しかし、今回はMicrosoft Exchange形式へのエクスポートが出来なかったり、途中で失敗してしまう場合などの代替え案として、Microsoftの公式サイトで公開されているツールを使用してEML形式からPST形式へ変換し、Windows Live MailからOutlookへメールのデータを移行する方法について紹介させて頂きます。
目次
EML形式からPST形式とは?
EML形式とPST形式とは、どちらもインターネットで送受信される電子メール形式です。
Windows Live MailではEML形式、OutlookではPST形式を採用しています。
メールデータ移行の際、Windows Live Mail → Windows Live MailやOutlook → Outlookの場合は比較的容易に移行出来ますが、Windows Live Mail → OutlookやOutlook → Windows Live Mailの場合は電子メール形式が違うため形式の変換を行う必要があります。
Mailsware EML Converter Toolkitのインストール
EML形式からPST形式に変換するためのソフトです。Microsoft TechNetのサイトからダウンロードが出来ます。
Mailsware EML Converter Toolkit:https://gallery.technet.microsoft.com/emlpst-55a9cc4b
(なお、こちらは有償のソフトです。無償版では、最大25通のメールしか変換出来ません)
Windows Live Mailからメールデータのエクスポート
Windows Live Mailを起動して移行したいメールデータのエクスポートを行います。
Microsoft Windows Live メールを選択して次へ進んで下さい。
エクスポート先を選択します。
すべてのフォルダーにチェックを入れます。
エクスポートの完了です。
移行したいEML形式のデータの準備が出来ました。
EML形式をPST形式に変換
インストールしたMailsware EML Converter Toolkitを起動します。
先程エクスポートしたEML形式のデータの保存先をSelect a Folderで選択します。
選択したデータが表示されるのでConvertを選択します。
PST形式に変換したデータの保存先を選択して、Convertを開始します。
PST形式のデータが保存されました。
PST形式に変換したデータをOutlookにインポート
Outlookを起動してインポートを行います。
他のプログラムまたはファイルからのインポートを選択して次へ進みます。
Outlook データファイルを選択して次へ進みます。
先程PST形式に変換したデータの保存先を参照し、次へ進みます。
インポートするフォルダを選択して完了です。
まとめ
Mailsware EML Converter ToolkitでPST形式への変換を行いましたが、日本語に対応しておらず公式サイトも英語でした。しかし、Mailsware EML Converter Toolkit内での操作はシンプルだったので問題なく使用出来ました。
Windows Live Mailはサポートが終了していますが、まだまだ使っている方は多いと思います。
Outlookへの移行を検討してみてはいかがでしょうか。
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