WEB制作を行っている前原と申します。私は育児休暇で1年ちょっと休職させていただいていました。
復帰から一ヶ月経ち感じたことを紹介したいと思います。
私が休みに入ったのは2020年春の終わり、新型コロナ感染拡大で1回目の緊急事態宣言が発令された後でした。
コロナ禍の初めての育児
育休中はコロナ禍で高齢の親族にもあまり頼れず、気分転換しようにも人が集まるところには外出できず、第一子で初めての子育てにいっぱいいっぱいでした。
パートナーも2週間育休をとったのですが、やはり赤ちゃんのお世話は思った以上に大変で、心身ともに疲労困憊でした。
特に生後1ヶ月は夜もほとんど眠れず、時間が空いたら1秒でも寝たかったです。
また、産後うつのピークが意外に生後9か月頃のようですが納得でした。子供の発達の違いに悩む時期なのもあるかもしれません。
我が子もおんぶ嫌いの抱っこマンで、場所見知り・人見知り、夜泣き、離乳食拒否、何かとグズる…etcで悩んでいますが、全部大人になったら解決すると思いこんでなんとか乗り切っています。
育休中にやりたかったことは色々あったのですが、子育てに追われてほとんど出来ませんでした。
子供の性格にもよるかもしれませんが、思っていた以上に自分の時間が無くなりました。
今だから思いますが、コロナ禍だからと言わず、本当に辛いときはもっと誰かに相談したり頼れば良かったなと思います。
幸い保育園に受かり、会社復帰の一か月前、子供が1歳になる頃に保育園に入園しました。
保育園の洗礼
保育園に入る前はコロナ対策を徹底していたこともあり、子供は一度も熱を出したことが無かったのですが、慣らし保育が終わるころ、会社復帰1週間前に子供が風邪を貰ってきました。
1週間あるし治るだろうと思っていたら、熱が長引き、会社復帰2日前に子供が入院することに…
パートナーも風邪を貰ってダウンしてしまい入院付添いの交代が出来ず、私は復帰初日から数日お休みを頂いてしまいました。
その後も子供は2週間に一度ペースでRSなどの風邪を引き、結局復帰1ヶ月で3回風邪を引きました。
3回と行っても一日で回復はしないので連日会社をお休みすることになり、他の社員の皆様には大変迷惑をかけてしまいましたが、沢山フォローして頂き本当に感謝しています。
保育園の洗礼、聞いてはいましたがこれほどとは思いませんでした。
1年は覚悟した方がいいとのことで、まだこれからも色々な病気にかかると思いますが、子供には早く免疫を獲得して、丈夫になってほしいです。
会社復帰して
私は通勤距離が長く保育園の送迎が間に合わないので、時短勤務でテレワークで復帰させていただきました。
1年ぶりの仕事で浦島太郎状態の私にとても役に立ったのが日報です。
弊社では自社開発のグループウェアWIDE OFFICEを実際に使用しており、社員の予定共有や稟議申請などをWEB上で行っています。
WIDE OFFICEには日報を書いてメールで共有する機能があり、日報に目を通すことで日々何があったのか、変更されたことや経緯が分かるので、離れていた期間を埋めることが出来てスムーズに仕事に取り掛かることが出来ました。
また、月に一度改善提案会議があり、業務上の改善点を話し合いますが、それもWIDE OFFICEの機能を使っています。
1年の内に何が変わったか、ずっと働いている社員にはもう当たり前になっていることだと全て教えてもらうのは難しいですが、日報や改善提案の履歴を見て、自分で変更点を知ることが出来ました。
口頭だけでなく形に残す大切さ、電子化するメリットを改めて感じました。
長期化したコロナ禍、コロナ罹患やワクチン接種の副反応などで社員が突然休むことも多いです。
様々なことをきちんと履歴に残し共有することで、他の人が対応できるようにすることは大切です。
休職前と変わっていたこと
1年の間に、新人だった社員が頼もしくなっていたり、新しい社員が増え、新しい事業に新しいお客様と、色々なことが変わっていました。
一方で会社の雰囲気は変わらず、長期休職でご迷惑おかけして復帰が不安だった私に、以前と変わらず親しく接してくれてありがたかったです。
会社だけでなく自分のほうも変わりました。
保育園の送迎時間が決まっていて、かつ時短勤務なので、仕事にかけられる時間が必然的に少なくなりました。
私はテレワークなのでまだ子供のお迎え後に仕事が出来ますが、さらに時間のやりくりを効率的に行う必要があります。
子供の体調不良で急遽休む可能性もあるので、まだ期限まで時間があるから…と先延ばしにせず何事も早め早めに取り掛かるようにしています。
また、なりふり構わず育児に奔走していたので、だいぶ度胸が身についたように思います。
仕事に対する気持ちも、育児疲れをリフレッシュできるので以前より楽しめるようになりました。
最後に
育休から復帰をして、仕事と育児の両立はコロナ禍で不安や大変なことも多いですが、この機会だからこそ改善できたり、気付けることも沢山あるので、工夫しながら乗り越えて行ければと思います。
そして、親になって一年生、子供とともに成長していきたいと思います。