2015年1月から各企業は従業員等のマイナンバー情報を取り扱う事になります。もし情報漏えいした場合、社会的責任を問われさらには厳しい罰則が科されることもあります。情報を適正に運用するためにも情報漏えいなどに備えたセキュリティ対策をおこなう必要があります。具体的には抑止効果として社内に管理ツールを導入することを告知したり、USBデバイスなどの利用制限をすることで社員のセキュリティに対する意識を高めます。
情報漏えい対策やIT運用・資産管理に多くの時間を割いている管理者の方はたくさんいると思います。
また、専用ソフトの導入を検討されている方も導入に掛かる費用の高さに悩んでいるのではないでしょうか。
今回は弊社で導入・構築した低価格なIT運用・資産管理のソフトウェア「Easy Asset Manager」を紹介させて頂きます。
また、この分野で有名な製品である「LanScope Cat」と「SKYSEA Client View」との簡単な比較も紹介します。
Easy Asset Managerとは?
有限会社激安ソリューションが提供しているITの資産管理ツールです。
資産管理のほかにパソコンの操作ログの閲覧、USBデバイスの管理などの機能もあります。
Easy Asset Manager を選択した理由は?
情報漏えい対策やITの運用・資産管理の製品はたくさんあります。
有名な製品は導入に掛かる費用が安くても数百万円から掛かり、年間費用が数十万円からと企業に掛かる費用負担は計り知れません。
その中で「Easy Asset Manager」は導入が比較的容易です。
まずは、初期費用はありません。年間費用は20ライセンス9,800円(税抜)からと同様の製品と比較すると、とても安い価格で運用・資産管理ツールの導入ができます。
また、「LanScope Cat」や「SKYSEA Client View」はデータを管理するサーバのOSはWindows Server 2012などのサーバOSが必須となっています。「Easy Asset Manager」はクライアントOS(Windows10)でもサーバ機として運用ができます。(動作環境についてはこちらを参照ください。)
導入費用を大きく抑えられることはとても大きなメリットです。
Easy Asset Managerのシステム構成例
サーバ・・・クライアントPCからから送信されたハードウェア、ソフトウェアや操作ログなどの情報を一元管理します。
クライアントPC・・・クライアントPCで動作するEasy Asset Managerのプログラムをエージェントと呼びます。クライアントPCのハードウェア、ソフトウェアや操作ログなどの情報をサーバへ送信します。
エージェントの種類
常駐型 | クライアントPCが起動した時から操作ログなどの情報をサーバへ送信します。 |
非常駐型 | クライアントPCが起動した時からエージェントは起動しますが、 クライアントPCの操作ログをサーバへ送信しません。 |
ワンタイム型 | クライアントPCが起動した時は情報収集・サーバへの送信を行いません。 手動でエージェントを実行した時のみ情報収集・サーバへの送信を行います。 |
オフライン型 | ネットワークに接続されていないクライアントPCの情報を CD、USBメモリなどのメディアに保存してサーバに情報を取り込みます。 |
機能について
下記に「EasyAssetManager」、「LanScope Cat」、「SKYSEA Client View」の代表的な機能の比較を紹介します。
EasyAssetManager | LanScope Cat | SKYSEA Client View | |
クライアントPCの監視 | |||
クライアントPCのアプリとWEB閲覧ログを記録、管理 | ○ | ○ | ○ |
クライアントPCの操作ログを記録、管理 | ○ | ○ | ○ |
クライアントPCの印刷ログを記録、管理 | ○ | ○ | ○ |
送信メール(添付ファイルを含む)をログとして記録、管理 | × | ○ | ○ |
ネットワークセキュリティ | |||
不正PC検知・遮断 | ○ | ○ | ○ |
資産管理 | |||
クライアントPCのハードウェア情報を収集、管理 | ○ | ○ | ○ |
ソフトウェア資産管理 | |||
ソフトウェアのライセンスを一元管理 | ○ | ○ | ○ |
ウィルス対策ソフトの一元管理 | ○ | ○ | ○ |
サーバ監視 | |||
ファイルサーバーへのアクセスログ管理 | × | ○ | ○ |
PC管理機能 | |||
更新プログラム配布 / 適用 | ○ | ○ | ○ |
リモートコントロール | ○ | ○ | ○ |
USBメモリ使用制限 | ○ | ○ | ○ |
USBデバイスの管理 | ○ | ○ | ○ |
セキュリティ対策に必要な設定をPCごとに設定 | × | ○ | ○ |
モバイル機器管理 | |||
ハードウェア情報の取得、一元管理 | × | ○ | ○ |
ソフトウェア情報の取得、一元管理 | × | ○ | ○ |
ITの運用・資産管理のツールとして「EasyAssetManager」は基本機能は充実しております。
まずはEasy Asset Managerを導入して資産・運用管理ツールがどういったものかを実際運用していきます。
「LanScope Cat」や「SKYSEA Client View」と比較した場合、上記の機能以外に管理画面の見やすさや細かい設定に関して管理者が要望する機能が不足することが出てきたときに、「LanScope Cat」や「SKYSEA Client View」などの製品への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
そういった意味でも「Easy Asset Manager」はとても良い管理ツールです。
今回はマイナンバー制度において情報漏えいなどに備えたセキュリティ対策の一部となります。IT資産・運用管理ツールを導入することで下記のような事態を回避・原因の特定を行うことができるようになります。
- USBメモリを使った外部への情報漏えいを阻止
- ウイルス対策ソフトを一元管理することで、ウイルスからの情報漏えいを阻止
- 社員に告知することで抑止効果の期待およびセキュリティに対する意識向上
- 情報漏えいが発生した場合、PC操作ログから素早い原因の特定
その他に社内規定やIT機器以外のセキュリティ対策も必要になりますが今回はIT機器関連のセキュリティ対策として「EasyAssetManager」を紹介させて頂きました。
次回は「Easy Asset Manager」のインストールや管理画面などを紹介します。