先日ふとMSNのニュースをみていたら『MicrosoftがWebサイト診断ツールSonarをコマンドラインツールとWebサービスで提供』という記事をみつけましたので早速使ってみたいと思います。
目次
MicrosoftのWebサイト診断ツールSonarとは?
読んで字のごとく、マイクロソフトのコード診断ツールなんだろうなーと思い記事を読み進めてみましたが、個人の感想として翻訳がいまいちで『入ってこない』感じの内容でした。要約すると『コーディングのどこがだめなのか、なぜだめなのかを説明してくれるツール』なんだそうです。
早速、Webサービスの方を使ってみる
最近製作したとあるWebサイトで調べてみます。
sonar's online scannerにアクセスし、URLを入力してみます。
まだ英語サービスしか無いようだ!(2017年11月現在)
エラーがいっぱい!
それぞれの項目を大まかに調べてみます。(あまり英語が得意ではないのでGoogle先生に助けていただきます。)
『DOCUMENTATION』をクリックすると、その項目についての詳細説明が別ページに展開されます。
ACCESSIBILITY(使いやすさ) | 今回はタイムアウトしてチェックがうまく機能しませんでした。何度か試しましたが変わらずです。今回はこの項目はスルーします。 |
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INTEROPERABILITY(相互運用性) | 主にコーディングの良し悪しはここで指摘されています。JavaScriptやCSSのファイルにcharsetが無いので追加したほうが良いです等と指摘されています。 |
PERFORMANCE(パフォーマンス=速さ) | 必要ないJavaScriptが読み込まれていますと指摘されています。 |
PWA(Progressive Web Apps=プログレッシブウェブアプリ) | WebサイトとWebアプリケーションの利点を兼ね備えたUXに関連するもののようです。今回はapple-touch-iconの記述が無いとの指摘です。 |
SECURITY(セキュリティ) | 外部URLのJavaScript等使っていると危険ですよ等と指摘されています。 |
Google PageSpeed Insightsとくらべてどうよ?
Google PageSpeed InsightsはWebサイトのレスポンスをあげて1秒でも速くサイトを表示させる事に特化しています。今回のMicrosoft Sonarとは多少目的が違うのかなと感じました。どちらかと言うとW3Cのバリデーションサービスに近いと思います。『なぜ悪いのか』『なぜ必要なのか』を説明してくれているので技術者にとって勉強にもなります。こまめに利用していけば、自然と正確なコーディングが出来るようになるのではないかなーと思います。
まとめ
新しいサービスなこともありますが、UIやデザインが良く、Webサイトのエラーや警告がみやすくグループ化されているところは非常に使いやすいと思います。
Google Analytics等も最近は良くなりつつありますが、Googleのサービスはどうも日本人にとって(私にとって)使いにくいUIと感じる事が多く、このあたりはさすがMicrosoftと言わざるを得ません。
Googleに掌握されつつあるこの手のWebサービスもどうかと思う今日この頃、早いうちに完全日本語化を行い、この界隈のデファクトスタンダードになって頂ければと思います。
(ちょっと昔の私でしたら、『IE5~9あたりを作ってきて、散々技術者を苦しめてきたMicrosoftにコーディングのなんたるかがわかってたまるか!』と思うところではありますが。。)